小学校2年生から5年生の生徒たちは先日、中国語学習の祭典イベントに参加しました。各トピック・ユニットの後に開催されるこの祭典では、追加言語としての中国語（CAL）と母語としての中国語（CFL）の両方のコースの生徒が集まり、前の週に学んだことを発表する機会が提供されます。最近の学習テーマは「中国の伝統と文化」であるため、生徒たちは中国という国をユニークにしている様々な側面や要素に焦点を当てています。
しかし、その要素とは一体何なのでしょうか？世界最古の文明として、数え切れないほどの文化的宝庫が眠っています。その中でもいくつかをピックアップして、4年生の副担任であるフラニー・グオ先生にお話を伺いました。
#1 パンダだけがFedExを飛ぶ
中国南部の限られた地域にのみ生息するパンダは、外交と国際親善を促進するため、他国に譲渡されてきました。しかし、海外で飼育されているパンダが生まれると、必ずFedExで中国へ空輸され、そこで保護・世話を受けます。残念ながら、この美しいクマは絶滅の危機に瀕しており、野生では推定1,800頭しか残っていないからです。
#2 紙幣第一、WeChatウォレット第二
現代中国ではWeChatやAlipayといったデジタル決済が普及し、キャッシュレス社会がますます進んでいますが、中国では唐の時代に紙幣が発明されました。紙と印刷という中国の他の発明に端を発し、中国で初めて紙幣が発明されたのは、商人がポケットに硬貨を持ち歩くのが重すぎると感じたためです。
#3 何？タイムゾーンは 1 つだけ？
中国とアメリカ本土はほぼ同じ大きさですが、アメリカのこの地域には4つのタイムゾーンがあるのに対し、中国には1つしかありません。つまり、ある日の北京では午前6時半に日の出でも、最西端にある新疆ウイグル自治区では午前9時に夜明けを迎えることになります。
#4 多様性の表現
現在、中国国民の92%は漢民族に分類されていますが、人口全体は56の民族で構成されており、それぞれに独自の習慣、服装、言語があります。少数民族にはモンゴル人、トゥ族、ユグル族、イ族、ダイ族などが含まれており、中国は世界で最も多様性に富んだ国の一つとなっています。
#5 卓球選手の集団
中国で最も有名なアマチュアレクリエーションスポーツである卓球は、中国国内に3億人以上の競技者がいます。これはアメリカの人口とほぼ同じです。しかし、その人気（そしてオリンピックにおける中国の圧倒的な強さ）にもかかわらず、卓球は中国で発明されたのではなく、イギリスから伝わったものです。
#6 皇帝のためにプレイする
中国で最も人気のあるスポーツがイギリスで発明されたように、サッカーも中国で発明され、2000年以上前に誕生しました。サッカーの歴史は漢王朝にまで遡り、当時は軍事訓練に取り入れられていました。その後、唐王朝と宋王朝の時代には、プロのサッカー選手が宮廷を楽しませることで、このスポーツは洗練されていきました。
#7 素晴らしい列車の旅
中国の鉄道網は全長12万1000キロメートルを超え、地球を2周できるほどの長さです。年間だけでも23億人以上の乗客を運びます。中国は世界最長の高速鉄道網を擁する国でもあります。
